脳をつくる情報に気を付ける!


子どもたちに
体と心の話をしました。


体は口から栄養を入れて育てます。
だから、大人は子どものたちの
口から入るものに気を付けるわけです。



心は、耳と目、
脳の中で自発的に生まれた言葉を回すことで
成長していきます。


だからこそ、耳、目から入る情報には
特に気を付ける必要があります。


世の中にはマイナスの情報が溢れています。
現実はそうであっても、
子どもたちは、人格を形成しているさなかですので、
特に情報には気を付けた方が良いものです。


ネットでは自殺したいという人たちが
絡み合い、9人殺害される事件がありました。


これも、はじめはちょっとしたイラ立ちから
自殺したいという軽い気持ちだったかもしれません。


自殺というのはかなりの人が考えたことがある
かもしれませんが、
これがネットという空間でつながったとき、
目からマイナスの情報が絡み合い、
また、自分の頭の中でもマイナスの言葉が
占有するようになる。


次第に本気ではなかった自殺が
本気になってしまうということもあります。


殺した人だって、
生まれたときから殺人鬼だったわけではないでしょう。


3歳の頃は読み聞かせしてもらって
きゃっきゃ笑っていたかもしれません。


おもちゃを買ってもらえなくて
泣いた日もあることでしょう。


でも、いつからか
人を殺めるというマイナスのことに自分を染める
きっかけがあったはずです。


そこから抜け出せず、
どんどんそっちの方に染まった結果なんだと思います。



情報はネットフィルターなどで、
親に制限してもらうことも大切ですが、
もし無制限で使えるのだとしたら、
そのようなマイナスの言葉が溢れる情報には
アクセスしない方が良いと伝えました。


1秒1文字、すべてが自分の脳を
経由していて、栄養になっている。
その意識を忘れないでほしいと伝えました。


また、自分がどんなに気を付けていても、
マイナスの言葉を吐いてしまう人が
周囲にいるなら、
自分から離れることが大切だと思います。


ネットでなくても、
マイナスの情報はマイナスの情報と
自然と引き合うもの。


マイナスであふれる集団を
形成してしまうと、
ネット空間で同調し合って高まってしまうことと
似ている状態になってしまいます。


自ら離れて身を守るということも大切です。
潔癖になる必要はありませんが、
常に脳はすべての情報を吸収している
という意識はもっておいた方が良いでしょう。




作業と思考について



作業と思考について 話をしました。


国語の勉強がスタートして5分も経たないうちに
「この問題がわかりません!」
と質問されることがあります。


ヒントも思考をするように
ギリギリを与えますが、
思考力を高めるためには、
「まずは自分で考えてみる」
ということが必要です。


私が目の前にいるときは、
出来る限り自分で考えるように導くことは可能ですが、
私の眼が届かないところで
果たして思考できているのか?
ということが不安になるところです。


例えば、学校の宿題のように
単純計算を繰り返しやるだけであれば、
それは思考ではなくほぼ作業になります。


漢字ドリルも何も考えずにノートに書いていれば、
それは思考はなく、作業です。


作業による成長より、
思考による成長の方が
人生には圧倒的なプラスになります。


単純な作業に慣れてしまうと、
深い思考が必要な問題を目の前にすると、
すぐに人を頼ろうとしたり、
諦めたりしてしまう傾向があります。


浅い思考で読書をしても、
読書の冊数に比例して読解力が高まりません。


ビジネスであれば、速読、多読で、
情報を抜き出すような読み方でも構いませんが、
子どもの頃は、精読をして、
行間を読み込む読書が大切になります。


ゆっくりでも良いから、
思考の網目が細かい状態で
思考を積み上げていってほしいと思います。


作業が素早くできても、
子どもたちが生きる未来では
単純作業が早い段階で消えていく職業になります。


深い思考は自分のフィルターを通すので、
独自の視点を生み出せる可能性が高いもの。


今から意識を高められるよう
指導していきたいと思います。

自分の心が何を望んでいるかを知り、自分が歩みたい方に進む



今の自分は過去の行動の結果。

未来の自分は今の行動の結果。


という私が好きな考え方を
子どもたちにも伝えました。


自分がのぞむ未来を手に入れたいなら、
今の行動を変える必要があり、
そこは感情と絡めると複雑な話になってしまいますが、
感情を抜きにすれば
非常にシンプルなことです。


ただ、難しいのが、
マイナス感情がどうしても
絡んでくるからです。


自分には無理。
そんな感情があるからこそ、
自分がのぞむ未来を手に入れることに
高い負荷がかかってしまうのです。


私が教師を目指したときも、
この負荷が内側からも外側からもありました。


サラリーマンを辞めて
教師になるので、
まずは自分の中に本当になれるのか?
という疑問がありました。内側の負荷です。


ただ、望む未来のために、
その疑いを課題に変え、
一つ一つクリアする感覚で
乗り越えた結果、教師になることができました。


もう一つやっかいだったのが
外側からの負荷です。


知人がこの年齢からは無理だろうから
教師を目指すのはやめた方が良いんじゃない?
と言われたときです。


他人に理解してほしい
という思いが、
今と比べて強かったので、
少しがっかりした記憶があります。


でも、心の中で、
お前は教師目指したことが無いだろ?
無いお前に無理だって言われても
納得できない
といった気持ちがあり、
結局、自分の心の声に従って行動しました。


高校受験のときも同じです。


都立の上位高に自分が行きたい高校がありました。

でも、担任は内申を考えると、
安全のために1つ下げた方が良いのでは?
と提案してきました。


でも、自分が生きたい高校は
自分で決めたいという強い思いがありました。


母親が落ちたら私立でも構わないということで、
自分の志望校を下げないことを認めてくれました。


結果、志望校に挑戦することができ、
合格することができました。


しかし、教師の言う通りにしていたら、
自分の望んでいた結果とは違った人生に
なっていたことでしょう。


学校のマラソンでも良くあったことが、
一緒に遅く走ろうぜ!という誘い。


自分は乗らなかったので、
疲れましたが、
走った後に充実感もありましたし、
友達関係も、走るような友達が集まりました。


サボるような友達は離れていき、
同じような友達とつるみ始めていました。


マイナスの楽な誘いにのらなくて
良かったと思いました。


子どたちの中にも、
自分では自由に未来を思い描くことができるのに、
自分は無理だという
内側の声に従いすぎている姿も見られます。
内側の負荷です。


また、気を付けなければならないのが、
友達からのマイナスの声です。外側の負荷です。


私が教師を目指すときや
高校受験のときに経験したように、
マイナスの声は自分の自信を揺らがせます。


また、人間は感情に流れやすく、
楽な方には進みたい生き物です。


マイナスの声を身近にかけられると
そっちの方に行きたくなるものです。
マラソンでゆっくり走るように。


でも、自分が心から望む道はそっちなのか?
と心から自分に問いかけてほしいと思います。


もし違うのであれば、
自分の意志を大切にすること。


自然と合わない友達は離れていきます。
離れていけば、自分には
合った友達が現れるものです。


その友達が良い悪いといった話ではなく、
自分にはあった友達が自然と集まるし、
その離れていった友達にも
同じような友達が集まるということです。


だから、内側と外側の負荷に影響されず、
自分が未来に何を望むのか
ということを大切にして
今の行動を考えてほしいと思っています。




なぜノートが雑なのに成績がのびるのか?作業と思考のちがいについて



作業と思考の違いについて
少しだけ説明しました。


勉強をしているのに
なかなか思うように成績が伸びない。


そんな悩みを救ってあげたいと思い、
子どもたちを注意深く観察していると、
勉強が苦手という子は
作業が多く、思考が少ない傾向にあることが見えてきます。


逆に、勉強が得意な子は
作業が少なく、思考が多い傾向です。



例えば、
とっても丁寧にノートを写している子が
やっていることは作業です。



ノートを写している間は、
こちらが全体で問いかけている時も、
視線は黒板で、口を開くことはありません。


ノートを写し終わるのを待つか、
ノートをとることをストップするよう
声をかけない限り、
思考がスタートしません。


思考より作業を大切にした
授業の受け方です。


その一方、
ノートが雑な子もいます。

そのような子はノートをほとんどとることないけど、
全体で問いかけられると、
必ず答えます。

それだけではなく、
わからないところは質問をしてきたり、
他の子と違う考え方などを答えたりします。


作業はしていないけど、
思考はしている状態です。


ノートを見る限り、
一見、伸びる子は
ノートを丁寧にとる子に見えます。


しかし、ノートが雑な子がのびるという
常識からずれたようなことが起こるのです。


もうお分かりだと思いますが、
この作業と思考の違いを理解すると
答えが紐解けてきます。


作業が中心な子は
このような状態になっていることがあります。

作業をしていることで、
思考が止まり、
理解が停滞する。
理解が停滞するから、
自信がなくなる。
自信がなくなるから
今目の前でできる作業に向かう。


このような流れが生まれると
わからないことが
積もり積もってきます。


なので、塾では作業に集中しすぎている子がいるときは、
声をかけて、大切なところでは、
聞くことだけに集中するようにさせています。


学校では、丁寧なノートが褒められますし、
意味の無いことを
全部写させるという作業重視を徹底させる人もいます。


そのことに慣れてしまうと、
子どもたちは思考が停止していることに
慣れてしまいます。


低学年のうちは学習内容が容易なので、
影響は少ないかもしれませんが、
学年が上がるごとに
思考停止の影響は大きくなり、
どんどん勉強がわからなくなってきます。



大学に行けば、
そんな全部メモするなんてことは
無いでしょう。
思考重視です。


高校でも先生によっては、
ノートを丁寧に写す隙を与えないように
マシンガントークをする人もいます。


そんなとき、
作業中心で授業を受ける姿勢では、
授業についていくことができなくなります。


自分が必要だと思うところだけをメモり、
あとは捨てる。


そんな見切りも時には大切なことで、
子どもたちにはそのような力を高めていって
もらえたらと思っています。