2019年11月6日水曜日

バンコクの超能力教師の秘密



先生はすべてが見えているんだよ。


ある子が到着する前に
「もうそろそろ来るよ。
でも、忘れ物を取りに返っているから遅れているんだよ。」
と教えてあげました。


そして、その子が到着した後に
「忘れ物を・・・」
と話していて子供たちは驚いていました(^^


私は教師をやっていて自分で言うのも変なことですが、
子供たちの心が読めるような気がするときがあります。


教えていても少しでも集中が途切れている子がいると
そこに勝手に目が留まります。


また、違うことをやっていたり、
違う子の答えを見ている子がいるときも、
その子が隣を見ようとする前にふと気になって、
その子を見ているとちらっと隣を見ていて、
その子が前を見たときに私と目があう。


そして私がにやっとする。
※にやっとするだけにするのは、
逃げ道をつくってあげるためです。
本人は悪いことをしているという自覚はあるので
あえて指導しなくても自責の念のようなもので
学ぶことができるのです。


そんなこともあります。


提出されたノートを見ていても、
ちょっとしたミスに気付きます。


例えば平均の均の点が一個ないということが
1ページぎっしり書かれた漢字から
数秒で発見することができたりします。


と言いつつも別に超能力があるわけではありません(^^;


コツがあるのです。
私がしていることを自分なりに振り返ってみると、
全体をボヤっと見ていることが多いです。


子供たちに指導しているときも、
ひとりの目を見ているようで、
全体を視野に入れてみています。


ノートを見るときも、
一つの漢字を見ていながらも
全体を何回もくまなく見つつ
丸つけをしています。


全体をぼやっと見る。


これが真実をとらえるときに大切になる視点なのかな
と感じています。


テレビを見るときも
集中はしていますが、
信じ込もうとはしておらず、
ぼやっとした気持ちで見ています。


すると、違和感や納得感に敏感になれる。
そうやって情報、物事に接していると、
正しく物事を見ることができているような気がするのです。


たまたま、忘れ物に関係して遅れているんだろうな
と考えていたことが当たって、
子供たちに何でそんなことがわかるの?と言われたことから、
冗談で先生はみんなのすべてが見えているんだよ
と答えたというのが本音で、
本当に見えているわけではありません。
たぶん(^^;


が、答えてみて、そういえばかなり見えているなぁ・・・
文字を見ただけでもその子の気持ちがわかるような気がするときがあります。
どうしてかな?
と自分を振り返って考えたことを書いてみました。


全体をボヤっとみる。
みなさんも試してみていただけたらと思います(^^;