子供たちに考えてもらったことは
「気づき力」です。
例えばですが、
塾にある壁掛け時計の針の形を思い出せる?
と聞くと、ほぼ全員が思い出せません。
毎回見ているのにです。
自分でも驚いたことが
私は腕時計を10年以上同じものを使っているのですが、
目を閉じて、画面の詳細を思い出そうと思ったら、
これができないんです・・・
人間は「気づき力」は普段は眠っているような状態で、
しっかり意識を向けないと発動できないんです。
だから、勉強も同じで、
同じ問題を何回解いても、
同じ漢字を何回書いても、
気づき力を高めている状態でないと、
頭に入ってこないものなんです。
その気づき力を高めるためのきっかけは、
「できるようになりたい」という
自ら湧き出てくる気持ちです。
他人から強制される気持ちではありません。
自ら湧き上がってくる気持ちです。
この気持ちが無い限り、
数と時間の力技でこなすしかありません。
人生の時間は有限なので、
勉強ばかりしているわけにもいきません。
この力技に頼って生きると、
他の能力を高める時間を奪われるので、
社会人になって困ることになります。
学歴が高いのに社会で活躍できない人が溢れているのは
このようなところにも原因があると思っています。
気づき力を高める。
このことを意識して指導していきたいと考えています。