ミスはなぜ起きるのか。
ミスという言葉にすると、
ちょっとしたうっかりのようなイメージもありますが、
理解不足も含めたミスです。
子供たちを観察していてわかることは、
理解力が低いわけではないということです。
能力が低いわけではないという意味ですね。
能力が低いわけではないけど、
出来るようになる子と、
同じようなミスを繰り返す子が出てくる。
この違いはどこにあるか?
そこが成長のカギになっています。
ただ、一言で述べるのは難しいほどの
奥が深い問題でもあります。
まずは向き合い方です。
自分が勉強でも良いですし、
スポーツでも本でも良いのですが、
取り組んでいることに
「心」を向けているのか?
というところが重要かなと感じています。
「こなす」ようになってしまうと、
スポーツであれ、勉強であれ、読書であれ、
時間をかけた割に得るものが少ないものです。
得るものが少なくても
喜怒哀楽の経験が積み重なるだけでも価値はあるとも言えますが、
こと勉強においては、
やはりある程度の結果を出す必要が出てきます。
かけた時間分、結果を得たいものなので、
この「こなす」を「取り組む」という前向きな気持ちに
変化させる必要があります。
「こなす」ことが当たり前になってしまっている場合は、
勉強だけではなく、日常生活の全ての面で
チェックをしてみる必要があります。
子供が「こなす」ということをしているときに
できるかぎり大人が意識をさせてあげることです。
「こなす」自分を自覚させる。
ここからがスタートだと思います。
それは靴をそろえるでも良いですし、
部屋を片付けるでも、
筆箱の中をきれいにする、
でも良いので、何かひとつをするときに
意識を向け続ける練習を繰り返すことが大切です。
TJでの勉強を通して、
「こなさない自分」を磨いてほしいなと思います。
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