塾で教えていると、
同じようなミスを何回も繰り返す子が出てきます。
別に頭が悪いわけではありません。
授業を受けているときに理解していないわけでもありません。
単純に「理解したと思い込んでいる」状態なんです。
そのような自分がいるということに
なかなか気づくことがありません。
気づくことは人間としての成長です。
もし、プリント学習のように、
間違えた問題があれば、また何回も感情抜きに
プリントや画面に問題が映し出されて解いていても
問題はできるようになるかもしれませんが、
自分に対する気づきは少ないものです。
自分は同じミスを何回もしてしまう。
何でだろう・・・
そこを問いかけて、一緒に考えてあげる存在が
子供たちの成長には必要なんです。
それは親であっても良いし、
私であっても良いのです。
できれば先生と親とが情報を共有して、
同じように語り聞かせてあげることが大切です。
だからこそ、毎回の授業の報告を
メールでしています。
その文を読んで子供に語り掛けていただくか、
流し読みして終えてしまうか。
それだけでも子供の未来は大きく変わります。
勉強を教えているわけではありません。
勉強を通して、人間を育てていると考えて指導しています。
だからこそ、
今日も明日も、子供たちの「素」を見つめているのです。
そして1人1人違う言葉をかけています。
言葉をかけるといったら
義務的のようですが、そうではなく、
導くようにコミュニケーションをしているのです。
TJブリッジで学んだ子が将来、
自分が好きな分野で輝いてくれたら嬉しい限りです。