2019年2月5日火曜日

ていねいに学ぶということ

何回も繰り返しになるのが
指導するということだと思います。


人間はそう簡単には変わらないところもあるので、
ただ繰り返し、同じようなことを
浸透するまで言い続けています。


式を丁寧に書く。


これは勉強の基本の「き」です。


自分の思考を丁寧にする。
これも基本です。


勉強が苦手になってしまうことは
思考が雑になってしまっていることが多いです。
字ではありません。


思考が雑というのは、
「まぁいいや」で式だったり、
国語の答えだったりを書くことです。


よくわからないけど、
とりあえず「わり算」といった感じで、
「とりあえず」で答えを出してしまい、
その「とりあえず」をそのままにします。


正解していたらもちろん
とりあえずの式を検証することはありませんが、
間違えたときも
検証することをしないことが多いのです。


宿題提出をしても、
私が丸付けをして間違えた問題の式を指摘しても、
他人事のようにテキストを閉じて、
カバンにしまう姿を見せる子もいます。


鉛筆を持たせてもらい、
教科書を開いて、
横に座ってあげなければやらない姿勢になってしまうと
人間の力そのものが低下してしまいます。


それでいいの?
と問いかけ続けること。

自分が今やっていることを
客観的に気づかせてあげること。


これが遠回りなようで、
実は大切なプロセスなんです。


無心になるのは禅寺だけで十分で、
塾に来たら、常に思考をフル回転させる。

そのために声をかけ続けていきたいと考えています。