TJが目指す教育は情報処理能力を鍛える教育ではありません。
与えられた情報をすばやく正確に処理する能力は確かに必要ではあるんですが、
一昔に中心となっていた能力です。
例えばレジ打ち。
与えられた商品を素早くスキャンし、
袋詰する。
時間が空いたら素早く品出しをしたり、
前だしをする。
マニュアルをどれだけ素早く処理できるかが大切な力です。
でも、アマゾンがレジの完全自動化したスーパーの店舗を出して話題になったように、
未来の社会ではそのような仕事は無くなります。
それにもかかわらず、
教育では未だに情報処理能力ばかりを鍛える教育がなされています。
それは、教える側がそのような生き方しか見えていないからです。
では、将来、子どもたちが直面する社会はどんな社会か?
情報を処理するだけではなく、
情報を編集していく能力です。
ただし、
その前には、自分が何を欲しているのかを知ることが大切になります。
社会を見て、何が足りなくて、
何があったら幸せになるかを考えて、
そのために今まであった情報を編集しながら新しいものを生み出す。
そのような能力が求められています。
だからこそ、TJの教育では、
ただ問題を与えて処理しろという教え方はしていません。
何が自分に必要なのか?
生きるために必要な能力は何か?
常に考えてもらえるように
対話しながら教育しています。
勉強という素材は同じでも、
調理方法が違うので、
できあがる料理が違うというような感じです。
未来を生きる子どもたちは
どんな仕事につくのかは
全く想像できません。
だからこそ、
どんな能力を身につけていたら、
より幸せになれるのか?
をしっかり考えながら
バンコクの片隅で教育しています。
それがTJブリッジの教育です。