2018年10月14日日曜日

バンコクのプログラミング教育について考える

 
時代はどんどん変わっている。

必要となるスキル、ツールもどんどん変化しています。

最近、ある企業からメールが来ました。

プログラミング教育をスタートするから、
見学しに来てほしいというもの。

私はこのようなメールが来るたびに思うのです。

昔、理系だったこともあり、
プログラミングを学んでいたことがあります。

また、知人の使っていた初期のPCはある形式の文字を入力しないと、
動いてくれませんでした。

そのある形式の文字をどれだけ自由自在に使いこなせるかが
パソコンスキルと言われるものでした。

しかし、今はどうでしょう?
そんな知識は全く必要なく、
アイコンをクリックすることで、
誰もが自由にPCを使いこなせるようになっています。

その技術革新の速さの中、
プログラミング学習をすることが
果たして子どもたちにどれだけの価値を提供することができるのか。

今やっていることは、
10年後は陳腐化する。

そんなことが当たり前に起こる世の中です。

何が普遍的価値なのか。

貴重な人間としての土台を作る時間を
陳腐化する可能性の高いスキルを得るために使っても良いものだろうか。

そのスキルはもう少し大きくなり、
自分の方向性が決まったときで良いのではないか?

プログラミング学習のメールが来るたびに、そんなことを考えています。

TJは人間の本質を模索して教育する塾でありたいと考えています。