2018年10月7日日曜日

TJブリッジは誰のためにあるのか?

バンコクには数多くの塾があります。
TJブリッジはなぜ設立されたのか。


そこが明確でないなら、
TJブリッジの存在理由はなくなります。


TJブリッジは、受験塾へのアンチテーゼ
として存在しています。


人生の中で受験という関門の占める割合が増えるに従って、
生きるというのは本当にそれでいいのだろうか?
と疑問に思う人が増えているはずです。
その方のために作りました。


勉強のために人間として大切なことを捨ててほしく無い
と考えています。


受験塾によって、
過度な競争原理で心にトラウマを負った子が
TJにやってくることがあります。

受験塾によって、クラス選別のいじめを受けた子が
やってくることがあります。


受験塾の大量の宿題、競争を繰り返すうちに、
目から生気がない子がやってくることがあります。


また、大量プリント学習塾へのアンチテーゼ
としてもTJの存在意義があります。


低学年の基礎を身につける段階では、
プリント学習で機械的に作業させることは有効に働きます。


学力を一定水準に高めるという役割は
とても素晴らしいものであるとも考えています。


しかし、
それによって、未来の社会と逆行する
旧タイプの大量生産に見合った人材が生まれてきている
という側面もあります。


同じような問題を機械的に
ひたすらやり続けることで、
条件反射のように勉強を作業化する思考が生まれます。


大量プリント学習塾からTJに来た子を見ていて、
ほぼ間違いなく共通しているのは、
少しでもひねった文章題にぶつかると諦める姿です。


単調な作業に慣れすぎた弊害です。


先進国の技術を真似する発展途上国や、
上から決められた工場的な仕事をするのであれば、
処理能力を鍛える意義があります。


しかし、これからの未来で、
そのような力が本当に必要になるのか?
といえば、割合は減り続けていくことでしょう。


東大合格者の○人に1人が。。。
なんて言葉もありますが、
受験する直前まで通っていたわけではありません。


やはりある時期には、
塾を変えているという側面は
知っておく必要があると考えています。


TJは人間として大切になる深い思考力を高めます。
社会で生きるために必要となる態度も指導します。
自分を分析する力も高めていきます。


間違っても、自分で考えることなく、
ミスした問題をコンピュータで自動解析して、
適した問題を出すなんてことはしません。


自分を見つめることから逃げてはいけないと思います。


現在のバンコクの塾に対して、
疑問をもつ意識の高い保護者のみに満足していただける
【TJらしさ】を追究していけたらと考えています。