2018年10月30日火曜日

ハロウィンの暴徒化から子供たちが学べること

ハロウィンの話を少ししました。

テレビやネットでは、
渋谷で大騒ぎする映像が流れていて、
軽トラックを横転させる映像まで。



子どもたちの中にも
その映像を見た子もいたようです。

どうしてこんなことをしてしまうのか。


酔っ払っているから
という答えが子どもたちからありましたが、
私は違うよと教えました。


理由としては
みんなのお父さんがお酒を飲んで、
あんなことをするか?
という問いにあります。

絶対にしません。
確かにお酒の力もあるでしょうけど、
それが主要因では無いということです。


子供たちに伝えたのは、
「集団心理」です。


複数の子がいじめで1人を殴り殺してしまう事件があるのは、
集団だからです。


あいつがやっている。俺もやろう。
また、あいつがやっている。
俺もやろう。
集団でその意識が繰り返されるうちに
歯止めが効かなくなる。


それはTJでもあることだよと伝えました。


例えば、階段をドタバタ走ってはいけないというルールがあって、
そのことを守る判断力もある。


でも、2人以上で追いかけっこをしてしまっって、
ルールなんて忘れて走ってしまう。
これも集団心理です。
あいつが走っているから、俺も走ってOKという
浅い思考で行動してしまいます。
欲に負けている状態です。


では、どうやって、欲に負けず、
正しい判断ができるのか。


それは前頭葉にヒントがあります。


人間と猿の脳で圧倒的に違うのは、
前頭葉の発達具合です。


前頭葉が発達している人間は
欲をコントロールできます。


塾に来るだけで、
みんなの前頭葉は鍛えられていると伝えました。


疲れて休みたいときもあるでしょう。
そんなとき、
塾があり、バスが来るから、
乗ってきているはずです。

そうやって欲をコントロールしたとき、
前頭葉は発達します。


買いたいものがあっても、
きっとダメと言われていることでしょう。


もし、我慢することなく、
何でも手に入る我慢のいらない環境になってしまうと、
前頭葉は衰えていきます。


宇宙飛行士が宇宙に行って、
帰ってきたときに歩けないのと同じで、
前頭葉も使わなければどんどん衰えていきます。


ハロウィンで暴れた人たちも
みんなと同じ小学生でした。


でも、いろいろな選択の際に、
いつも欲に負ける選択をし続けて来た結果、
前頭葉が退化してしまい、
正しいこと、悪いことがわかっていても、
暴れたいという欲をコントロールできなかった。


私はそう考えています。

だからこそ、みんなは正しい姿勢一つとっても、
自分を常にコントロールできるならば、
いつも前頭葉を鍛えていることになります。
TJに来て、前頭葉を鍛えているのです。


バンコクの学習塾TJブリッジでは、
ハロウィンで暴れる人たちから
学べることがあると思えば、
このようなことも伝えています。