2018年3月9日金曜日

未来は白紙なのに無理という言葉を書かない!



子どもたちにシンプルだけど
大切なことを伝えました。


人生は「過去、現在、未来」で
できているということ。


子どもたちに
「6年生になったら、
 絶対にクラスの中で勉強ができる方になるよ」

と伝えると、間髪入れずに

「無理だよ」

と答える声がありました。



この反応が集団で学ぶときに
大切な言葉になります。


「無理だよ」って、
何人か考えていたかもしれません。


それが友達の言葉によって
課題として浮かび上がってくるところに
集団で学ぶ意味があります。


相乗効果です。



無理だというのは未来。

未来はまだ来ていません。


まだ来ていないということは白紙です。



白紙にも関わらず無理だと自分で書きこむのは
おかしい行為なのかも?


そこを考えてほしいのです。


未来はまだ決まっていないから、
当然できるか無理かも決まっていない。


それでも無理と思うのは、
自分が勝手に自分の足を引っ張っていることです。


ブレーキを踏みながらアクセルを踏む状態。


頑張ったわりには前に進まず、
さらにエンジンに負荷をかけすぎ、
壊れてしまう状態です。


反抗的になったり、
寡黙になったり、
逃避的な行動をとったして、
エンジンをギリギリで守ろうとします。



大切なことはブレーキを踏まないこと。
ブレーキを踏む自分に気づくことです。


さらに大切なことは、
今が苦手だとしても、
それは能力のせいではなく、
過去の行動の結果だということです。



過去の行動の結果今があるなら、
未来を変えたければ、
今からの行動を変えればいいのです。



大きく変えるのは難しいものなので、
習慣化できる小さなことから
スタートすること。


学校の漢字ドリルにあれだけの時間を
投資しているにも関わらず、
点数が思うようにいかないのであれば、
その行為に問題があります。


漢字ドリルが終わったあと、
たった2問でいいから、
自分でミニテストをしてみる。
もしくは親にテストを出してと
お願いしてみる。


たった2問をするかしないかの違いが
大きな差を生みます。


2問であれば努力ではなく
習慣化することは可能です。


私の好きなイチロー選手は
球場の通路に専用トレーニングマシーンを置いていました。


通るたびに筋トレができる。
これも努力ではなく、
完全に習慣化していることです。


他人から見たら努力に見えても
本人にとっては歯磨きと同じように
習慣化していること。


習慣化は未来を大きく変えてくれるにもかかわらず、
本人が努力と感じなくてもできるところに
大切な意味があります。



50マス計算が苦手だとすれば、
苦手と言っているだけで何も行動を変えなければ
同じ未来がやってきます。


例えば、トイレに入ったら必ず
6+8をやる
と決めておく。


1秒程度のことです。


それを繰り返していれば、
いつか6+8は飽きるはずです。


それなら5+7にすればいい。


そうやって習慣化していれば、
必ずタイムは早くなります。
何もしないことは
自分と向き合わないことです。


5年生も残りわずかですが、
6年生になっても
うわべのことではなく、
人生にとって大切なこと
伝えていきたいと思います。


5年より6年の方が
考える力が高まっているので
より吸収してもらえるようです。


良い意味で人生を変えてあげられたらと思います。