2018年2月27日火曜日

春期講習に行かなくて良い理由

長期休業中ですが、
TJでは特別な春期講習などは毎年行っていません。



特別に他塾の春期講習に通われることは
全く問題ありませんが、
気を付けなければならないことも書いておきます。



まず、新しい教材をやるより、
目の前にあるTJテキストの間違えた問題の中に
宝物がたくさんあるということです。



これは毎回繰り返し子どもたちにも伝えていることですが、
勉強とはわからない問題をわかるようにすることです。



わかる問題を何回解いても、
それは頭の体操レベルであり、
勉強したという本質とは遠いものであることがあります。



毎回やっている勉プリは、
必ずできてほしいというレベルの
問題だけを厳選しています。



厳選しているからこそ、
このミスしたところを15分復習することは、
単純な勉強を1時間やるレベルに匹敵します。



間違えたところを復習する。
たったこれだけで、勉強は十分の質となります。



特に国語は毎回ノートにやっている子は
国語のテキストの最初からやってみてほしいです。
思いのほかわからないところがあるものです。



春期講習というものを開催しているところには、
大量のプリントをやらせて、
単純な解説をして終わりというパターンのところが
多くあります。



新しい消化不良のものを作り出し、
期間が過ぎればプリントは家の中でお蔵入りです。



新しい消化不良を作り出すよりも、
TJで消化不良のままだった問題を
確実に消化した方が絶対に良いです。



高い学費をかけて
数時間春期講習に行くなら、
毎日家の近くスタバでも1時間ほど行って、
親は読書、子どもはテキストの復習をした方が
効果が高いだけでなく、経済的でもあります。



最小の勉強時間で最大の効果を得て、
残りの時間はおもいっきり遊んでほしいです。



1年間頑張ったんですから、
春休みくらいは子どもらしく休んでも良いと思います。


社会を見渡すと、休むことを罪悪と感じ、
過労死するほど働く人もいますが、
子ども時代は、休むことに罪悪を感じてほしくはありません。



長期休暇だからこそできることをしてほしいです。



私の過去を振り返れば、
ダラダラしたことだって長期休暇の思い出の1つです^^;
子どもたちは忙しく
日頃なかなかダラダラできないものです。



また、長期休暇だからこそ、
いつも以上の冊数の読書をしてほしいです。



単純な問題をたくさんやるより、
読書をした方が頭は活性化しますし、
人間としての幅も広がります。



読書をするかしないかは人生を大きく変えます。

私が教えていた子どもたちで
読書好きで将来の展望が暗かった子はいません。



大人になったら会社以外で自分に何かを教えてくれる人は
少なくなります。

読書習慣がある人は自らどんどん学び続けることができます。
これは人間として大きな差になります。



春期講習に通う費用で
本を10冊くらい買ってあげた方が良いとすら思います。


それでは、良い春休みを過ごされることを願っております☆


ちなみに、難関私学受験を狙う子は、
講習に行った方が良いです。
義務教育範囲スレスレの
特殊な問題を解くことが必要になるので、
これは例外です。