2017年12月14日木曜日

何を反復するかで人生は変わる


漢字のテストの前に
インプット(入力)とアウトプット(出力)
の回数が多いものを脳は重要事項だと判断して
覚える性質があることを教えました。
ただし、インプット時に理解が伴うことが大切です。


漢字をただ眺めているだけでは
できるようにならず、
頭に入れたら、文字として出してみて
はじめて覚えているかチェックすることができます。


それを意識をもって繰り返すから
覚えることができます。


無意識に何回書いても意味はなく、
頭に入れたときに、
漢字の特徴、気を付けるべきところなどを
意識しながら書くことが大切です。


さらに、反復の大切さについて話しました。

人生は何を反復するかによって決まる
と言っても言い過ぎではないと思います。


ゲームを反復すればゲームが上達する。
走ることを反復すれば足が速くなる。
勉強を反復すれば勉強ができるようになる。


だからこそ
勉強が苦手だと感じている子は
より反復する必要がありますし、
反復する前に深く理解している必要があります。


また、勉強は子どもたちにとって
仕事のようなものだということも伝えました。

私たち大人は仕事をし、
子どもたちの学習環境を整えています。

では、その環境を使って、
自分を伸ばすことこそが子どもたちの仕事だと
考えることができます。


せっかく整った環境が与えられているのに
その環境を有効に使わず、
ネットやゲームを反復するのは
ラーメン屋が設備が整っているのに
ラーメンを作らずに店内のテレビを見ていることと同じです。


そのラーメン屋は必ずつぶれるでしょうし、
勉強をやらずにゲーム、ネット、テレビばかりの子は
大人になって困ることになる可能性が高くなります。


勉強が仕事と直接関係するかどうかではなく、
今、自分にとってやるべき勉強から
目を背けて逃げる姿勢は、大人になってからも
つきまとってくるからです。


漢字50問テストが学期末にあるなんてことは
だいたい毎学期のことなんでわかっているはずです。


わかっていて、
なおかつ、前回の50問テストの点数が
ふるわなかったのだとしたら、
仕事ができていなかったことになります。


ラーメンを上手につくれなかったら、
再度作り方を学ぶべきです。


にも関わらず、50問テストに向けて
何もしていないのだとすれば、
意識の低さ、指示されなければ何もやらない
という受け身の姿勢の表れです。


だからこそ、
自分にとって何が大切なのかを
しっかり踏まえて、
1日の中で反復すべきことを選んで
頑張ってほしいなと思います。