2017年11月23日木曜日

とっても大切な子どもの自己評価について



自己評価と
快適空間の話をしました。


自己評価は簡単に下がります。
私たち大人から、
どうしてこんな問題もできないの?
と言われただけでも
大きく下がります。


また、友達から馬鹿にされたなどの
きっかけでも簡単に下がります。


もし、自己評価が下がっていると、
次のようなことが起こります。


自分は60点くらいしかとれない人だ
という評価をもっていたとします。


すると、仮に90点取れたとしても、
運が良かったと判断するように
自分の中に原因を求めません。


90点という自分は快適空間ではありません。
自分の快適な空間は
自己評価である60点くらいです。
この温度のお湯が一番快適なんです。


すると、次回はもっと勉強をさぼり、
何とか60点という快適空間に戻れるように
努力するようになります。
努力とは呼べないマイナスの努力です。


もし、自己評価が90点とれる自分であれば、
90点を採れなかったときは、
悔しいという感情が湧きますし、
次回はできるという思いが沸いてきます。


自己評価によって、
自分の行動も変わってきます。


親や教師の目の届かない自由な時間ができたとき、
自己評価が高い子は、
仮にゲームをしていても、
自らやり過ぎかな?とゲームをしている自分が
快適空間では無いので、違和感をもつことができます。


90点の自分は勉強をしている
ということがわかっているので、
自然とゲームを自分で中断したり、
もしくは大人から声をかけられれば、
スムーズにやめられます。


しかし、自己評価が低いと、
勉強をしている自分が快適空間ではありません。

だから、自由な時間があれば、
携帯やゲームをやり続けることになります。
そこにいることが快適な空間だからです。


大人から声がかかれば、
イライラします。
自分の快適空間を崩されるからです。


勉強は快適空間ではないので、
出来る限りらくをしようとします。


このように
行動は自己評価によって大きく左右されます。


どうせなら自己評価を高めたいものです。

実は自己評価を高めるためには
理由などはいりません。


90点以上採れる実力が自分にはある。
そう勝手に思い込めばいいだけです。


思い込むためには
繰り返し
そのことを考える。


下がった自己評価をあげるためには
ひたすら繰り返して自分の評価をあげることで、
快適空間も自然と変わってきます。


私たち大人がしてあげられることは、
子どもの自己評価をあげるための言葉かけです。


その言葉も嘘ではいけないので、
まずは自分の中で、
我が子は伸びる
と信じ切ることです。


理由はいらなくて
ただ繰り返し信じて、
自分たちが子どもに感じる評価を
あげてあげればいいのです。


私たちの心の中にある子供の評価があがると、
私たちの表情、言葉、ジェスチャーとなって
子どもに思いは伝わっていきます。


無意識でも褒める回数が増えてきます。
それは必ず子どもの自己評価を高めるには
良い影響を与えます。


私も子どもたちは伸びると信じています。
そこが根っこにあって、
言葉を発しています。

少しずつ子どもたちの
自己評価が高まってくれたらと思います。