2017年11月14日火曜日

作業と思考について



作業と思考について 話をしました。


国語の勉強がスタートして5分も経たないうちに
「この問題がわかりません!」
と質問されることがあります。


ヒントも思考をするように
ギリギリを与えますが、
思考力を高めるためには、
「まずは自分で考えてみる」
ということが必要です。


私が目の前にいるときは、
出来る限り自分で考えるように導くことは可能ですが、
私の眼が届かないところで
果たして思考できているのか?
ということが不安になるところです。


例えば、学校の宿題のように
単純計算を繰り返しやるだけであれば、
それは思考ではなくほぼ作業になります。


漢字ドリルも何も考えずにノートに書いていれば、
それは思考はなく、作業です。


作業による成長より、
思考による成長の方が
人生には圧倒的なプラスになります。


単純な作業に慣れてしまうと、
深い思考が必要な問題を目の前にすると、
すぐに人を頼ろうとしたり、
諦めたりしてしまう傾向があります。


浅い思考で読書をしても、
読書の冊数に比例して読解力が高まりません。


ビジネスであれば、速読、多読で、
情報を抜き出すような読み方でも構いませんが、
子どもの頃は、精読をして、
行間を読み込む読書が大切になります。


ゆっくりでも良いから、
思考の網目が細かい状態で
思考を積み上げていってほしいと思います。


作業が素早くできても、
子どもたちが生きる未来では
単純作業が早い段階で消えていく職業になります。


深い思考は自分のフィルターを通すので、
独自の視点を生み出せる可能性が高いもの。


今から意識を高められるよう
指導していきたいと思います。