2017年1月17日火曜日

勉強は自分を助けてくれる

子どもたちに
勉強するとは自分を助けてくれる
という話をしました。


ある子から勉強しなくても
子供のうちから小説家になっている人がいる
という話がありました。


いわゆる学校でする勉強をしなくても
生きてはいける正しい例です。


ただ、そこで考えてもらいたいことは
それができる可能性の低さです。



日本人学校3000人の中で1人より
少ない可能性でしょう。


全国にはもっともっと多くの子がいて、
その中でも極まれなことだからこそ
テレビで紹介されています。



勉強しなくても良いのかもしれない例かも
しれませんが、それは安易な道ではない
ということを理解してもらいたいからこそ
質問に応えました。



言うなら「一芸」に秀でていなければ
ならないのです。



お笑い芸人であっても
よしもとには毎年1600人くらいの
若手が学びにきます。


お笑い芸人全体で言えば
10000人くらいはいるでしょう。


その中の極極一握りが
テレビに出ることができます。



さらに、その極々一部が
テレビに出続けることができます。


出続けるためには「一芸」
秀でている必要があり、
それは簡単そうに見えて簡単ではない
話術、リアクションなどです。


誰もが一芸に秀でているとは限らないですし、
若いうちから自分の
「芸を磨く道」を決めることは難しいです。


そんなとき、
勉強というものは大変ありがたいチャンスなんです。



日本から誰にも平等に与えられていて、
さらに大学まで行けば
一応は自分の生活を支える能力を
身に付けることができることが
保証されているからです。



やりたいことがわからない。
それでも勉強をすることは
自分を高めさせてくれる
強力なツールです。


決して無駄にはならないものですし、
もし何か究めたいと思えるものが見つかってから
やめても良いんだと思います。



それまでは
必ず役に立つと信じて
頑張ってほしいと思います。