子どもたちが国語を解いている姿を見て
伝えたいことがあります。
国語は能動的な読みをしなければ
いつまで経ってもできるようにならない
ということです。
能動的な読みとは何か。
説明文であれば、
要点になるところはどこか、
また、その根拠はどこかを意識して
線を引こうとしながら読むこと。
物語文であれば、
登場人物の気持ちが現れているところと
その根拠となる言動に
線を引こうとしながら読むことです。
自分が感動したり、
初めて知ったことではありません。
感想文であれば
それでも構いませんが、
問題を解くときには
主観から離れて客観的な読みをする必要があります。
筆者の伝えたいことを正確に読み取ることが
何よりも優先されるべきことです。
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これは4年生になったらぜひ繰り返して実践することが
国語力を高めることにつながります。
線を引こうとすると、
何を伝えたいのかを意識する能動的な読みになるのです。
効果のある方法を繰り返し練習するから
その方法が自分のものになります。
それでもやらないで読むのであれば
せっかくの国語の勉強が
毎回毎回、問題のレベルに左右され、
またその時の気分、集中力などにも左右されてしまいます。
国語はなんとなく
勉強のし甲斐が無い科目なんて
感じてしまうのです。
サッカーが上手になりたければ、
効果的な練習を意識的に繰り返す必要があります。
毎回目的もなく試合ばかりしていては
なかなか上達することができないのと同じです。
能動的に読むことを
毎回毎回繰り返すから、
あえて線を引かなくても理解できるレベルに
到達できるようになります。
そのレベルに達していないのであれば
線を引いて能動的に読む。
この基本を忘れずに
子どもたちには読書をしてほしいと思います。