脳力の高め方にはコツがあります。
勉強をすれば脳力があがるという単純なことではなくて
筋力の高め方にヒントがあります。
筋肉は高負荷をかけて繊維を切り、
回復する際に耐えられる強さを獲得する。
それを繰り返すことで徐々に太くなります。
大切なことは負荷をかけて切ることです。
軽い負荷では切ることができず、
自分にとって限界に近い負荷で切ることができます。
脳力も同じで自分に限界近い負荷がかかっている状態が大切です。
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時折、子どもたちの
国語の問題を解く姿を見ていると
自分に負荷を与えない解き方をしている子が
いることに気づきます。
まず、負荷を与えない子は
課題文をエリマキトカゲが水面を走るかのごとく
ひょいっと読み飛ばします。
そんな浅い理解のまま問題を解き始めます。
よく課題文の内容を理解していないため
わからない問題に直面します。
すると少し考えてわからないと
諦めて次の問題に進みます。
記号問題はちょっとした感覚のようなもので
当たっているかな?レベルの思考で答えを出します。
すると他の熟考している子より
早く解き終えるので
時間を持て余しているような態度で
みんなが解き終わるのを待っています。
これはハードル競走で
すべてのハードルをなぎ倒すような走り方をして、
ハードル走速いだろ?と言っているようなものです。
国語は1問1問にどれだけ根拠をもって答えることができるかが大切。
だからこそ、
最大限の負荷をかけて集中して取り組む必要がある。
この最大限の負荷が
筋力同様に自分の脳力を高めてくれるんです。
何事も便利になり、
自分に負荷がなくても物事がスムーズに行く生活だからこそ
ついつい負荷から逃げてしまいがち。
どうせ勉強をするなら
あえて自分に負荷をかけて
脳力を高めていってほしいと思います!