子どもたちに伝えたいことを
昔の例え話にしてみました。
馬を水飲み場に連れていくことは
手綱を引っ張れば誰だってできます。
でもできないことがあります。
それは水を飲ませることです。
馬が水を飲みたがらなければ
結局は水を与えることはできません。
これは勉強も同じ。
親は子どもたちを塾に連れていくことができます。
先生は知識を与えることも
技術を与えることもできます。
が、それを受け取るかどうかは
結局は子どもたちの気持ち次第なわけです。
勉強をしたいと思うか。
勉強が自分にとって必要だと思うか。
毎日忙しい日々の中、
そんなことを考えている暇などありません。
次々といろいろなやるべきことが
溢れてきます。
だからこそ、
子どもたちには
勉強が自分に必要な理由を10個書いてもらいました。
2つ3つでは意味がないんです。
そんなことは誰にも共通したことしか書けません。
10個となると
そこにオリジナリティが出てきます。
その友達と書いたことが違うものが
自分の勉強する理由の本質に近いものです。
大人は子どもたちを水飲み場までは連れていける。
ただ、水を飲むか飲まないかは
あなたたち次第であり、
誰にもコントロールできない。
そんなことを話して考えてもらっています。
受動的ではなく能動的に
学べる人になってほしから。