2016年12月23日金曜日

頭が良くなる学び方をしているか?





頭の良さについて話をしました。



頭が良いというのは
答えを求めるのが早いということではなく、
答えの精度が高いということです。



早く答えても、
浅く考えて間違っていては
考え方の精度は鍛えることができません。



遅くとも、1問をじっくりギリギリまで
考えている子は
必ず遅くても必ず精度が高まる日がきます。



それは毎回自分の標準を調整することが
できているからです。



頭は筋肉と同じ
使えば使うほど鍛えられていきます。



でも、軽い負荷ばかりで
鍛えても筋繊維が太くならないように
頭も軽い負荷の計算問題ばかりやっていて
鍛えることができません。



難しく鍛えがいがある問題でも
すぐにあきらめたり、
何となくこうだろうで答えていても
負荷が軽い問題と同じ思考の状態です。



勉強ができるようになりたいなら
方法は至ってシンプル。



間違えた問題がギリギリまで考えた状態である。


その解き方を納得し、
再現できるか試してみる。



算数の間違えたところを
数日後に今できるか聞いてみると
全くできない子もいます。


だいたいがすぐに諦めていた問題だから
記憶に残るレベルまで考えていないこと。



さらに、考えていないから解説を聞いていても
「何となくそんなものなんかな?」
という状態で聞いているのです。


「あぁ、そうだったのか!」
ということにはならないのです。



数日後に解けないのであれば
算数が得意になることは
さすがに難しいものです。



まずは今間違えた問題を
メモして、後で再現してみる。



時間がないなら
間違えた当日にやってしまう。
そんな簡単なことから
スタートしてほしいと思います。



間違えるのであれば、
ギリギリまで考えた状態にする。
考えているから問題に執着が生まれる


執着が生まれた問題だから
解説を聞いたときに
衝撃がある。


衝撃があるから
再現性がある。


再現性があるものを
実際に再現できるか試してみる。



その学びのサイクルは
必ず自分たちを成長に導いてくれます。



そして、そのような学び方をしていると
深く深く考える力が高まり、
頭が良いと言われる状態に
自分たちをしてくれます。



そんな勉強の仕方をしてほしいし、
してもらえるよう
指導し続けていきたい。