2018年12月20日木曜日

一生の財産になる国語力を高める

国語の問題のページ半分にし、
範囲をしぼって取り組んでもらうことがあります。

すると慌てる必要がなくなるため、
すごい集中力を発揮してくれて、
ギリギリまで考える姿が見られます。

考えた結果、正解にたどり着いた子、
正解にたどり着けなかった子といますが、
考え続けたことそのものに重要な意義があります。


子供たちが悩んでいたところは、
とても重要な文章であり、
悩んでいる子は文章を分解できていない傾向にありました。


説明文では段落ごとに言いたいこと(要点)があり、
その言いたいことが段落ごとにつながり、
全体として1つの重要な主張を強調する形となります。


その流れが見えず、
物切れで言いたいことをとらえていると、
流れを聞かれている問題に
答えることができなくなります。


授業では、どこがどう流れていて、
どうして答えにたどり着くのかという部分を
確実に理解してもらえるように説明しています。


国語はメモしても、答えを写しても
なかなかできるようにはなりません。


それは復習しづらい科目だからです。


だからこそ、
授業中に私が解説している
文章の流れを一緒にたどることが大切になってきます。


このたどるときに
集中を切らしてしまうと、
せっかく頭の構造を変化させる刺激を
手に入れられなくなってしまいかねません。


国語は感覚で解く科目ではなく、
算数のように文字を使って式を作っているような
ところがある。


そこに気づくと、
一気に理解力が変化し、
日頃の読書の仕方にも変化が訪れます。



その変化を手に入れると
本を読めば読むほど視野が広がるという
良い循環がやってきます。


あとは一生読書で成長していけるようになるでしょう。


そのために今の読解が大切になってきますので、
子供たちには集中して学んでほしいです。