2018年11月13日火曜日

自分たちの恵まれた環境について考える@バンコクの学習塾



使命とは「命をどう使うか」ということです。


子供たちには、自分が日本人として生まれたことの幸福
ということを考えてもらいました。

日本に生まれたという偶然のことだけで、
世界の上位数%の裕福な生活をすることができています。


これは自分の力ではなくただの偶然です。


世界では、鉛筆を二本に折って兄妹で使う子どもがいて、
ペットボトルに残った水に群がる子がいます。

なんだかわからない「カカオ」という名のついた豆を
朝から晩まで採る子もいます。
チョコを食べたことが無いのにも関わらず。


そのような環境と自分を比べ、
その環境にありがたみを覚えてほしいのです。


自分に与えられた環境を使い切っているのか?
ということは、計算ドリル1つとっても出ています。


殴り書きでやっつけ、
間違えたところを赤で意味もわからず書いただけのドリル。


こんなテキストをもらえているだけで、
幸せなことで、勉強の環境としては整っているのに、
こんな態度で勉強していてよいのか?
ということです。


自分の環境を使い切っているのか?
そんな意識の学び方でよいのか?ということを
心の底から考えてもらいたいのです。



結局は環境ではなく、
最後は自分の意識です。


散歩を嫌がる犬の首輪を無理やり引っ張るようなことは
先生も親もしたくはないし、
自分たちだってされたくないはず。


自分で歩くしかないんです。


そんなことを理解してもらえたらなと思いながら
バンコクの片隅のTJブリッジという学習塾で
心をこめて指導しています。