子供たちに考えてもらいたかったことは、
勉強の質についてです。
日本の教育の特徴でもありますが、
考えが浅いままにやるべきことを命令されて動くことが
多いような気がしています。
すると、
子供たちは深く考えることなく
行動するようになってしまうという
悪い習慣が身につきやすくなってしまいます。
例えば「比の値」ですが、
3:5の比の値を求めよう
と言われたら、
どの子も五分の三って答えます。
学校で習ったから。
ところで、比の値って何?
という大切なことが抜けていて、
単純に比の値は分数にすればいいんだよ
っていうことなら、
いったい何のために勉強をしているのでしょうか?
将来使うこともない無意味なことを覚えているだけ
になってしまいます。
宿題の計算ドリル1つをとってみても
考えない癖が身につくと、
ただやればいいじゃん
ってなってしまいます。
間違えた問題に答えを赤で書くことに意味があるのか。
間違えた問題が理解できていないなら
赤で書いても意味がなく、
赤で書こうが青で書こうが、
間違えた問題をやり直さない限り
できるようにはならないんだよ。
そんなことをいつも伝えるようにしています。
なんとなくで作業をしない。
意味をもって行動する。
そういう姿勢を身につけた人は
どんどん成長していけるサイクルに乗ったと
言えることができます。
そんな子を育てていけたらって思います。