2017年9月16日土曜日

子どもの笑顔を奪わないために。



4年生の子どもたちがドアを開けて、
すぐに伝わってくるのが、
「元気」「真っ直ぐ」
ということです。

笑顔、笑い声、ドタドタとパワーあふれる足音。
とにかく、
子どもというのは
我々が徐々に収めてきた
パワーを爆発させているということが
伝わってくるのです。

そんな子どもたちを前にして
いつも感じることは、
このパワーを無くしたくないな
ということです。

勉強=評価

そんな当たり前のことが、
実は子どもたちにとって、
かなりパワーを減らすことです。

できないことに
大人からの評価が付きまとうと、
どうしても自信を無くしてしまいます。

自信をなくすと、
外に向かうエネルギーが低下します。


外に向かうエネルギーが低下すると、
勉強がわからなくなる方に
内側に向かうエネルギーが働きます。


自分にはできないんだ。
できないで価値が下がるくらいなら
はじめから無理だと言って、
逃げ道をつくってしまおう。

やってもできないんだろうから、
やる気が高まらない。

学年があがるにつれて、
その様な態度を示す子が出てくるものです。


だからこそ、
今目の前の子どもたちには
そうなってほしくないな
と心から願っています。

勉強ができないことは
悪いことではない。

ただ、できるように
一緒に行動すればいいだけ。

最後の最後は
自分に向いていないということだってあります。

でも、義務教育だからこそ、
向いていないでは片づけるわけにはいきません。


お尻を叩いても、
言葉で脅しても、
子どもたちは前には進むでしょうが、
心は後ろに下がっていきます。


だからこそ、
そっと寄り添うような指導ができたらいいな
と考えています。