2017年4月8日土曜日

バンコクの受験塾の春期講習における悲しい話


3月も末日まで通常授業をしていたので、
午前中にバンコクでは有名な受験塾の春期講習に
通っている子もいました。


そして、悲しかったことがありました。


それは、何を勉強してきたのかを聞いたところ、
「まずは宿題の丸付けをして、
 それから春期テキストをやるんだけど、
 その間、先生は塾長だから忙しいみたいで、
 違うところに行って仕事をしているんだよ。」
とのこと。

何回か聞きましたが、
話に間違いはないようです。


春期講習として代金をもらい、
子どもが問題を解いているときに
教室に誰もいない状態で
ずっと勉強をやらせるというのは
自習室で勉強をやるのと同じ状態です。


この様子は親には伝えていないとのこと。
なので、親は春期講習に行って、
勉強を頑張っていると思っているはずです。


答え合わせも、
あまり良くわからなかったと。


結局、通常通りのTJの休み時間に
その塾のテキストのわからないところを
私が教えてあげました。


何をしに春期講習に行っているのかわかりません。


結局、勉強というのは、
わかるところとわからないところを選別し、
わからないところを
わかるようにするという基本を
疎かにしてはいけません。


子どもを放置するということは
わかるところばかりやらせて、
わからないところは、その状態のまま家に帰す
ということになります。


でも、子どもがその様子を親に伝えなければ、
結局は春期講習中は
そのことを親は知らないまま。


バンコクで学習塾をやる同じ立場として、
ちょっと悲しいお話でした。


バンコクにはいろいろな学習塾があります。
塾に通って何を学んだのか。
ここを子どもにしっかり聞いてほしいと思います。
TJブリッジでは、そのようなことは
絶対に無いと誓うことができます!
なぜなら、講師は私1人だからです!