2018年4月30日月曜日

勉強の環境に恵まれていることの幸福さ

子供たちに伝えたことは、
「勉強できることの幸福さ」です。


TJの入り口には
路上で勉強をする子どもの写真が貼ってあります。


お金がないために、
道端に机を置き、
マクドナルドから漏れる明かりで勉強をする写真です。


この子は母親が病気になったとき、
病院に行くことができなかったことで
医者になることを目指して勉強をしています。


この子が医者になれるか?
と問われたら、
これだけの気合いで勉強しているなら
医者になれるだろうと予想できます。


しかし、実際はそんな簡単にはいきません。



なぜなら、彼は勉強の環境に恵まれていなかったからです。

やる気は確かにあっても、
ノートも鉛筆もろくにない状態。


さらに、問題集を買うこともできないので、
学校から与えられたテキストだけが
唯一の勉強道具です。


どうしても実力が伸び悩んでしまいます。

勉強の環境に恵まれない子


そうしている間に
お金持ちの子は、塾に行くことができ、
高価な文房具でノートも自由に使って
勉強をすることができます。
海外に留学できるかもしれません。


圧倒的に勉強の環境が恵まれた子の方が
夢をつかみやすいのです。


これは現実の話です。


今、TJにきているということは、
かなり恵まれた状況にいるということを
振り返ってもらいたくて話をしました。



親に感謝しろよ!
という感謝の押し売りをするような話ではありません。
いたって現実的な話です。


その恵まれた環境をいかして、
いつか自分の夢をつかんで欲しいのです。


彼らの分まで環境を利用しつくしてほしいのです。


世の中は平等にはできていませんが、
その不平等な世の中で、
自分が何ができるのか?
と考えることができる大人になってほしいと思います。


私ができることはTJブリッジを
子供たちが夢をつかむための土台作りの場として
高め続けることです。